寒さが徐々に増してきているこの頃。食欲が増すのは生きるために動物として当然のこととも言えます。
暑さより寒さのほうが身体の消費エネルギーは大きい。
栄養をしっかりとって冷え込みが厳しくなるこれからに備えましょう。
ところで、むし歯はなぜできるのでしょう?
むし歯菌がじかに歯を溶かすわけではありません。
むし歯菌は砂糖などの炭水化物を分解して酸をつくります。
この酸によって歯の表面が酸性となり、カルシウムが溶け出して穴が開いてしまいます。
これがむし歯。
すなわち むし歯菌がいてもすぐむし歯になるわけではなく、えさとなる砂糖や炭水化物が存在し時間が経過することではじめてむし歯ができます。
むし歯の原因としては、おおまかに3つあげられます。
『歯の質』『むし歯菌』『食習慣』
これらが組み合わさってむし歯が発生してしまいます。
たいして磨いていないのにむし歯ができない方がいます。
この場合、糖類等の摂取が少ない・歯の質としてむし歯になりにくい・そもそもむし歯菌がいない、などが考えられます。
逆にむし歯になりやすい方は、歯ブラシ方法だけでなく上に示した図から当てはまるところがないか 生活環境を見直してみるのもよいかもしれません。
当院では唾液を採取してお口の状況をリスク判定する検査(SillHaシルハ)もご希望があればおこなっています。
予防策をとるにあたって自分のお口の傾向を知る一つの方法としてご活用いただければと思います。